サニーはいつものように街を歩いていた。一通り歩くと異変がないことを確認した。
そんなサニーの前にXが現れた。Xは辛そうな表情を浮かべていた。

「どうしたの?」
サニーが声をかけるとXは口を開いた。

「わたくしのせいで仕事クビになったんでしょ?これ以上不幸を味わいたくないならもう関わらないで!」
Xはサニーが解雇されたのを非常に気にしていたようだ。

「Xは何も悪くないよ。泥棒に盗まれたものを本来の持ち主に返してやるのは全然悪いことじゃないしむしろいいことよ。」
サニーはXを宥めた。

そんな中Xは骨董品が盗まれた気配を感じ、盗品を追跡し始めた。サニーも彼女を追って協力した。

そしてたどり着いた先はマフィアのアジトだった。二人は敵の仲間を装って潜入すると盗品を探した。しかし盗品はどこを探しても見つからなかった。

すると突然警報ブザーが鳴った。ブザーが鳴り響く中二人の前に現れたのはマフィアのボスだった。

「そこで何やってる?てめえら俺を騙して盗みやがって!この泥棒猫が!!」
ボスは凄まじい剣幕で詰め寄った。

「あんたこそ泥棒してるのに人のこと言えないでしょ!?」
「まさにお前が言うなですわ!!」
二人は果敢にもボスに反論した。そんな二人にボスは銃口を突き付けた。

「この俺に意見するとか100年早いんだよ!今すぐくたばれ!!」
ボスは発泡しようとするが、二人は素早く後部に回り込むと一斉に攻撃を仕掛けた。攻撃を受けたボスはその場に倒れた。

その後、マフィアのメンバーは全員逮捕され、組織は壊滅した。盗まれた骨董品も持ち主に返されたが、持ち主はなんと署長だったのだ。

署長はサニーを解雇した後警察による検挙率が下がっただけでなく署長の独善的な理由に対するバッシングが沸き起こり、精神的に追い込まれていたという。サニーとXが盗品を奪還したことで署長はサニーに復職を呼び掛けた。サニーは署長の呼びかけに答え、刑事に復職したのだった。

終わり

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